
BessoHotels
Besso Hotelsのネーミング、ブランドアイデンティティ、ビジュアルシステムを設計。日本語の「別荘」が持つ温かさを、洗練されたデジタル体験へと落とし込みました。

Besso Hotelsは、東京での短期滞在をより豊かにするため、ホテルの上質さと自宅のような安心感を両立するブランドを目指していました。旅行者として街を通り過ぎるのではなく、一時的な住人として東京を体験できる場所。その感覚を、ブランド全体で伝えることがプロジェクトの出発点でした。
「Besso」という名前に込めた意味
ブランド名の「Besso」は、日本語の「別荘」に由来します。日常から少し離れ、くつろぎながら過ごせる第二の住まい。そのニュアンスを、海外のゲストにも読みやすいローマ字表記で表現しました。シンプルで現代的でありながら、日本のホスピタリティに根ざした名前です。

Bessoの中心にあるのは、上質でありながら肩の力を抜いて過ごせる住まいの感覚です。私たちはその印象を「洗練された家庭らしさ」と捉え、視覚表現と言葉のトーンを組み立てました。
ブランドの軸として重視したのは、実在する東京の住まいから感じられる自然な温かさ、余白を活かした日本的なミニマリズム、そして家族やグループでも安心して滞在できる包容力です。ホテルらしい整い方だけでなく、暮らしの延長として過ごせる親しみやすさを大切にしました。

ロゴは最小限の構成にしながら、砂、苔、チャコールを思わせる落ち着いた色調と組み合わせました。長音の「ō」は日本語の発音を伝えるだけでなく、ブランドの小さな記号としても展開できる要素にしています。
タイポグラフィは、現代的なサンセリフの端正さと、人の手触りを感じる柔らかさのバランスを意識しました。サイン、ウェルカムガイド、ウェブサイト上のメッセージまで、すべての接点で「迎え入れられている」感覚が伝わるように設計しています。

Besso Hotelsは、東京の選ばれたロケーションで、落ち着いた滞在体験を提供するブランドとして展開されています。滞在前に感じる期待感から、到着後の安心感、そして室内で過ごす時間まで、ブランド全体がひとつの「第二の我が家」として機能するように整えました。


