結果
アイデア ▸ デザイン上プロトタイプ ▸ ローンチサポート
成果物
ロゴデザイン UXデザイン UIデザイン マーケティング支援
クライアント
Younode株式会社
札幌市
新しい音楽との出会い
現代の音楽配信サービスでは、アルゴリズムによって好みの曲が提案されるようになり、比較的簡単に新しい音楽と出会える仕組みになっています。
しかし、アルゴリズムによって選曲される曲は、同じジャンルにかたよる傾向があり、未知のジャンルに触れる機会が制限されるという問題があります。以前は友人と音楽を共有することで新しいジャンルに出会うことができましたが、アルゴリズムだけではどうしても新しいジャンルなどの曲を見つける機会が減ってしまうのです。
Younode社が発案した「PULP」というアプリは、新しい曲や予期せぬ曲に出会う楽しさを再び感じられるようにすることを目的としています。PULPは、従来の方法では見つけることができなかったかもしれない、新しい曲やジャンルと出会えるプラットフォームとなります。
具体的なペルソナ設定
Younode社と協力し、クライアントの個人的な経験から得た洞察をもとに、私たちはペルソナを作成しました。 最初のペルソナは、こちらです。
東京在住、会社勤めの20代女性、河野真美さん。 彼女はSpotify Premiumに加入しており、常に音楽を聴いています。彼女は特定のジャンルにこだわらず音楽を楽しんでいて、趣味は音楽フェスに参加することです。
Younode社のプロジェクトチームは、大規模なユーザー調査の実施も可能でしたが、あえて行いませんでした。Younode社のチームは技術力に自信があったため、架空のアプリについて不特定多数のユーザーにアンケート調査を行うよりも、直接アプリを利用してフィードバックを得るほうがより効率的であると判断しました。
ストーリーの作り込み
ペルソナを決定した後、私たちは「河野真美」がPULPに関心を持つまでのストーリーを掘り下げていきました。私たちはStoryBrand Brandscriptのフレームワークを使用し、Younode社と意見交換しながら、ユーザーがPULPにたどり着くまでの経緯を設定しました。
【ユーザーが「PULP」にたどり着くまでのストーリー】
「河野真美」にとって音楽は、欠かせないものです。彼女はPULPを知るまでは、ただTwitterをスクロールし、自分の趣味に没頭することもなく、無関心なコンテンツを眺める日々を過ごしていました。しかし、満たされない気持ちが拭えず、自分が本当に求めているものとは何か違うと感じていました。
そんな中、彼女はPULPというサービスに出会いました。PULPは、他の人がハマっている音楽を聴くことができるサービスで、知らなかった音楽ジャンルの中から新しい曲を見つけることができます。彼女は、PULPを通じて知った新しい音楽に夢中になり、自分に合ったコミュニティを見つけることができました。PULPは、彼女の日常から脱却し、本当の自分を受け入れるきっかけを与えてくれたのです。
モバイルアプリをゼロから
デザイン 私たちは、クライアントのビジョンを理解するためにアプリについて情報を共有し、UXデザインやワイヤーフレームのレイアウト作成を行いました。クライアントと綿密に話し合いを進めながら、はじめはアプリの全体像、その後、細部にわたって戦略を作り込みました。
設計からビジュアルデザインへ
ビジュアルデザインはクライアントの要望のもと、ピンクとオレンジをメインに取り入れることにしました。 アプリ開発の段階で、ダークモードとライトモードの両方を検討しました。当初はアンダーグラウンドな音楽シーンをイメージしてダークモードを推奨していたのですが、最終的には、活気にあふれる明るい印象があるライトモードに決めました。明るい色調を取り入れたことで、生き生きとした魅力的なアプリが完成しました。
ユーザーフィードバックを活かした製品開発
新製品の開発では、ユーザーからフィードバックを得て、目指すべき方向性を決定することが重要となります。Younode社が新しいアイデアを思いついた際には、新しい機能に関するデザインやプロトタイプの制作をサポートしました。
マスコットで親しみやすさをプラス
商品や企業のイメージを作り上げる上で、マスコットキャラクターは非常に重要な役割を果たします。「PULP」という商品を、より身近に感じてもらうために、親しみやすい印象を与えるマスコットキャラクターを探していました。
はじめに、音楽を愛するシロクマのキャラクター案をYounode社から提供されました。そこからマスコットキャラクターの具体的な特徴を肉付けしました。
開発からローンチへ
PULPは現在iOSとAndroidで入手可能です。 詳細はPULPのウェブサイトをご覧ください。