
Kingdom
長く寝かせていたゲームの構想を、AIを活用したスピード開発でiOSアプリとして完成させ、App Storeへの申請まで進めました。

Kingdom: Business is a Gameは、会社経営をゲームで体験できるiPhone向けのビジネスシミュレーションです。数年前、友人同士で気軽にアイデアを出し合うなかで生まれた構想でしたが、みんな忙しくなり、しばらく手つかずになっていました。
その後、AIを使った開発を試す題材としてこの構想を再び取り上げました。Claude・ChatGPT・Runway MLを組み合わせて短期間で開発し、テストを経てApp Storeへ申請しています。
実家のガレージでテック企業を立ち上げ、人を雇い、製品を出しながらIPOを目指す。最初の企画はそんなシンプルなものでした。判断の結果はすべて数字に表れるので、遊ぶうちに会社の仕組みがわかってきます。
章立てやキャラクター、毎月の意思決定の流れも、友人同士の雑談のなかで少しずつ形になりました。全員が気に入っていた企画でしたが、誰も手が回らないまま時間が過ぎていきました。
AIを使った開発を実際のプロダクトで試そうという話になったとき、真っ先に候補に挙がったのがKingdomでした。企画はすでに固まっていたので、作ることに集中できました。
Claude・ChatGPT・Runway MLを組み合わせ、構想からテスト済みのアプリまで短期間で仕上げました。作業の多くはAIで進めましたが、ゲームバランスや雰囲気、遊んでいて楽しいかどうかは、実際にプレイしながら人が判断して調整しています。
この進め方を、アイデアを短期間で動くプロダクトにするZero to MVPにも生かしています。
ゲームの中心は、毎月届く1枚のカードです。厳しいレビュー、つなぎ融資、ライバル企業からのエース社員の引き抜き。選択肢は2〜3つで、どれにもコストがかかります。効果が数か月後に出るものもあります。
製品のランクで決まる価格、年末の人事評価と昇給、誰でも読める損益計算書と貸借対照表。ふだん目にすることの少ない会社経営の裏側も盛り込みました。
プレイヤーは動物の姿をした4人のCEOから1人を選びます。それぞれ経歴と得意分野が異なり、誰を選ぶかで展開が変わります。突然のリストラで職を失ったプロダクト担当、首席で卒業したものの200社に落ちた新卒、深夜の修正対応に疲れた広告代理店出身者、15年支えた会社を買収で離れたベテラン。
キャラクターが明るい雰囲気をつくっているので、経営の話も気軽に楽しめます。
現在はAppleの審査中で、近日App Storeで公開予定です。第1章は無料で、一度購入すれば第2〜5章もすべて遊べます。月額課金はありません。
