インバウンド向けの英語サイトが予約につながりにくいのはなぜか? 見直したい4つの点

英語ページを用意しても、海外からの予約が予約サイト経由のまま変わらない。宿泊施設からよくいただくご相談について、原因と直し方を書きました。

英語ページは用意した。それでも海外からの予約は、予約サイト経由のまま変わらない。宿泊施設の方からよくいただくご相談です。

原因は翻訳の質よりも、ページの中身と予約までの導線にあることが多いです。

結論:確認したい4つの点

  • 訪日客が知りたいことに、英語ページが答えているか
  • 英語で実際に検索されている言葉で書かれているか
  • スマートフォンで、迷わず予約まで進めるか
  • 予約サイトではなく、直接予約する理由が書かれているか

翻訳した英語ページが読まれない理由

日本語のページは、日本のお客様の疑問に答えるために作られています。そのまま英語にすると、ページの構成も一緒に残ります。

その結果、海外のお客様が聞いていない質問には答えているのに、空港からの行き方のような、いちばん知りたいことが載っていないページになりがちです。

検索される言葉は、直訳とは違う

英語圏で検索されている言葉は、日本語キーワードの直訳とは違うことが多いです。国内向けページの見出しをそのまま英訳すると、あまり検索されていない言葉が並んでしまいます。

台湾や香港のお客様が調べる言葉も、また別です。デザインに入る前に、お客様が各言語で何を検索しているかを調べ、それから必要なページを決めます。

予約サイトに戻られないために

自社サイトにたどり着いたお客様も、予約方法が分かりにくかったり、英語が不自然だったりすると、予約サイトに戻ってしまうことがあります。手数料がかかるのは、その予約です。

直接予約してもらうために、次の3つをそろえておきたいところです。

  • すべての客室ページに、料金と空室確認が見える形で置かれている
  • スマートフォンで、3〜4ステップで予約が完了する
  • 直接予約する理由が書かれている(ベストレート保証、柔軟なキャンセル規定、直予約特典など)

全ページを英語にしなくても大丈夫です

すべてのページを中途半端に訳すより、5〜8ページに絞って作り込むほうが成果につながりやすいです。機械翻訳をそのまま載せるのであれば、お客様のブラウザの自動翻訳でも大きくは変わりません。くわしくは海外向けサイトの記事に書きました。

事例:野沢温泉の15施設

Nozawa Hospitalityは、野沢温泉で15の宿泊施設を運営するグループです。日英のサイトを、既存の検索順位を守りながらリニューアルしました。料金や写真は、スタッフの方がCMSで更新できます。

もっと小さく始めた例もあります。長野県茅野市の温泉施設「音無の湯」では、日英のランディングページ1枚を、構成と原稿から実装まで担当しました。

よくある質問

英語サイトは別に作るべきですか。日本語サイトの翻訳ではいけませんか。

同じドメインの中に、英語圏のお客様に向けて書いた英語版を用意することをおすすめします。直訳では日本語のページ構成が残り、海外のお客様の疑問に答えにくくなります。

英語以外の言語も必要ですか。

日本語と英語の2言語が標準です。繁体字や韓国語などの追加は、検索需要と予約データを確認してから判断します。

リニューアルすると、検索順位は下がりますか。

正しく移行すれば、基本的には下がりません。手順はサイトリニューアルで検索流入を落とさない方法にまとめています。

インバウンド向けサイトのご相談

スカイディアは、日本語と英語の両方で制作する東京のデザイン会社です。今の英語ページを見せていただければ、どこで予約を逃しているかを具体的にお伝えします。インバウンド向けホームページ制作について。

安孫子 仁美

執筆者

安孫子 仁美

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